MPMは、Apache 2.4でのデフォルトは event MPMになる。
event MPMは Apache 2.2で追加になったが、 長らくexperimentalという位置づけだった。
機能的には worker MPMの改善版となるので、 機能的/性能的にはもっとも優位となるだろう。
問題は品質面の評価だが、 少なくとも実績という観点では他のMPMに劣ると考えられる。
デフォルトであるevent MPMの設定から見ていきたいが、event MPMはほとんどの設定がworker MPMと共通だ。
そこで、歴史的な順序に従い、まず、worker MPMの設定から見ていく
まず、前提として、Apacheの設定と言うのは、 設定ファイルに書く。
普通はインストールしたディレクトリの conf/httpd.conf とかいったファイルだ。
テキストファイルで、普通のテキストエディタで編集すればよい。
たとえば、下記。
DocumentRoot /usr/local/apache/htdocs
最初の "DocumentRoot" が設定する項目名で、ディレクティブ、と呼んでいる。
つづく、"/usr/local/apache/htdocs" はその設定値。
ディレクティブがとる値は、1つだったり2つだったり、 ディレクティブによって異なる。
設定の話では、このディレクティブの説明をしていく。